『KING OF JOKER』 日本武道館（2F 西F列）

BEFORE～さて、日増しにチケット入手が困難になってダフィーもつけあがる最近のTMR（怒）。ダフ屋には売らない・買わないを信条としているけど、やっぱり行きたい気持ちは抑えられず欲望に心はグラグラ～。でもどうにか友人の協力や天の救い（笑）もあり、計５回分、無事公正にチケットをゲット！ライヴのメニューはアンコール以外全公演変わってないので、武道館２daysを中心に語ります。ちなみにこれは98年当時に発行したレポ本をほぼそのまま再録しました。

JUST A JOKE～ズンチャッズンチャッの陽気な音額に合わせて中央のサーカスのテントのような幕に水玉のライトがクルクル回る♪まるでサーカスが始まるようで俄にトキメキモード！あるいはディズニーランドに来たような、夢の世界にトリップする感じ。そして一転してブルーのライティングにJOKERのゴーストが舞う。We make Revolutionチックな曲に変わってT．M．○？（何て云ってるかわかんない）の声とともに幕が落とされる！！！

JOKER～１曲目は予想通り。衣装はポスターB（笑）白いエナメル、左腕と右ももがシースルーになってるエロエロ仕様。今回のツアーのカギを握ってるとも云われるJOKERはいやがおうでも気分が高まる。

MID-NITE WARRIORS～Welcome to Live Revolution！の声と同時に白い手袋を投げ捨て（決闘！？誰とだ）マイクスタンドをもほおり投げ、伊東さんも最高速度で前に出て来て（笑）ツインギターに囲まれてのMID-NITE～。これは２曲目に来るとは思ってなかったからけっこう意外。西川君も御機嫌で客席をあおる×２！そして投げKISS！！（悩殺）こんなに早くこの曲を出しちゃうなんてもったいない！と思いつつ、次の曲に行く前に軽いMC。『ハロー！！ト－キョ－！！』（笑）のお馴染みのセリフから始まって、『９８年１発目のライヴをここ○○（←地方によって変わる）でやれて本当に嬉しいです！どうもありがとう！！』とまず御挨拶。武道館では久々の悦に入りまくりカッコつけMC付き（笑）ってここは笑うトコじゃないの。うっとりするところなの！！

HEART OF SWORD～これも初日には『ええっこの流れで出すの！？』とかなりびっくり。まあ慣れちゃえばどうってこともないんだけどね。今回のツアーは全体的にBメロの掛け合いや手の振りが少なくなってしまった。新しいメンバーが多いから仕方ないんだけど。でも『そーだろー！！』は勝手に盛り上がる（笑←内輪ウケ）。

LEVEL 4～『レベルフォー！！』のかけ声とともにジャケットを脱ぎ捨て、マイクスタンドも再び投げ、体温をぐんぐん上げていく。この曲はライブごとにメンバーに歌わせるパートが増えていく（笑）。♪是が非でもお願いしたい～って私達に歌わせて調子に乗りまくり（爆）。レべ４が前半にあるっていうかつてない構成（その後もない）で不思議な感じだけど、シングル２連チャンで一気に波にのりきったかな。前半から飛ばし過ぎ！！

OH! MY GIRL,OH MY GOD!～暗転したステージのセットの高台の左右にライトが当たって浮かび上がる妖し気な影・・・『何アレ？？』と思ってたら♪チャ・チャ・チャラランッと共にライトアップ！ダンサー登場！！ええー！！TMRのライヴにダンサー！？みたいな（死）。てなわけでファーストインプレッションはめちゃ悪かった（いなくてもいいよーとか）けどこれも人の好きずきだからねえ。そのうちだんだん楽しくなってきていてもOK!とさえ思えてきたし。まあ大きいホール+ライブ初体験者が多いことから専用のダンサーの必要性もわかるし。（でも前のJokerTourのオカシイフリのほうがの好き／笑）西川君のダンスもダンサーとピタッと合わせてカッコ良かったしね。ラストはピシッとダンスをキメて♪チャ・チャ・チャラ・ランッ

O.L～一度照明がおちて、相変わらずバラードでも力いっぱいな（笑）O.L。いや、西川君って本当に苦しそうに血反吐はきそうなくらい感情を絞り出して歌うから。だからこそ彼の魂をひしひしと感じるんだけど。でもO.Lは今まで聴いたバラードの中では一番重くて、未だにこの曲の世界には手が届かない。（まだ聴き込みがたりない？？）それでもライブで聴くと、パブロフの犬状態（バラード＝涙）で必ず泣いてしまう・・・

MC～さて、バラードの後はお互い腰掛けておしゃべりコーナー。いやあ、このツアーのMCはいろいろありましたね（笑）。いや、笑えないことの方が多かったんだけど。今回はあのWhat's　Jam？で回ったホールと同じホールが多いから尚更ね、静岡では生まれて始めてカミソリ入りの手紙もらったこととかいきなり大告白（死）。あの当時はホント、逆風の中ひとり立たされていたから・・・。本人面白可笑しく語っていたけど、こんなことを語り出すくらいだからかなりナーバスになっていたのかも。この頃はカメラのフラッシュ（怒）や追っかけ（白タク）に過剰に敏感になっていたし。精神的にも、周りの環境も大変だったんでしょう。ホントにね、西川君にこんな思いをさせるようなことは私は絶対したくないし、TMRメンバーだったら絶対しないで欲しいと切に願います。

TOMMOROW MEET RESISTANCE～EBYちゃんがマラカス、白須さんがタンバリン、青木さんがピアニカ、伊東さんがアコギでなんとTMRがアコースティックヴァ－ジョンに。この曲はサポメンと一緒にステップを踏んでた維新LEVEL→３ツアーがお気に入り♪だけど、皆で合唱も良いですね。青木さんのピアニカが秀逸！！ブラボー！！！

KEY.DR.BASS.SOLO～このサポメンだとやっぱり青木さんLOVE！白須さんはもう慣れたもので言わずもがな。ベースもコーラスも息ぴったり。ギターの二人は可もなく不可もなく。ギターは初期サポメン（一戸、西尾）は華があってソロも絡みも好きだったし、例えヘなちょこでも（死）タカアキラは独自のパフォーマンスと独特の音と世界が好きだった。何だかこの辺から思い入れができるようなギタリストに出会えなくなってしまった。

SLIGHT FAITH～別名儀式。この曲好きな人、ゴメンナサイ。私、TMRの曲の中で一番どーでもいいかも（殺）それなのに以後、これでもかって云うくらいあっちこっちでやってる・・・。そんなにサビで捧げて欲しいのか？（捧げるけど）そんなこんなでまったり捧げてたら、武道館ではいきなり火薬がパンッと爆発。びっくりして目が醒めた。

蒼い霹靂～暗闇で檻に閉じ込められてうずくまる西川君（トラ）に頭上からライトと共に稲妻の音が！そして檻が上がって解き放たれた野獣がステージを駆け巡る（テッカン風）。期待のシカクの振りもバッチシ（笑←ダサッ）。でもヘキレキは歌詞の間違え率高し。特にサビ。シカクに力入れ過ぎ？（笑）

WHITE BREATH～勢いのままW／Bへ。武道館では雪まで降らせてムード満点。唯一ギターとの絡みがあるけど、伊東さん相手じゃ全然健全（笑）やっぱりいなくなると淋しいタカアキラ。カムバーック！！

HIGH PRESSURE～『まだまだいけるよなー！！』とタカノリいい気にナリ放題MC（笑）をはさんで、『踊れー！！』と冬から一気にカラダをナツにして！過激にさあ行こう♪お約束の振りがあるとやっぱり燃えます（笑）。そして武道館を『不屈のアリサマ！』で埋め尽くす日が来るとは感慨もひとしおですね、秋緒さん（笑）。

DYNAMITE PASSION～実はここにきて一番クセモノだったかもしれないD／P。回によってリズムがもたついたり（ドラムが原因？）テンポが悪いとノリも悪い。不完全燃焼で終わってしまう危険大。正直初日の大阪はかなりへこんだ。TMRってこんなもんじゃないでしょ！？でも盛り上がって会場がひとつになるとカイカン♪これだからTMRメンバーはやめられない。

MC～次の曲に入る前に、静かに、一言一言確かめるように西川君が語りだす。云いたいことは、伝えたいことはたったひとつのことなのだけど、以下抜粋します。

もうすぐデビューして２年で、今の状況は予想外で、嬉しくもある反面、誹謗中傷も絶えなくて・・・それでも目の前にある見えない何かを必死に掴もうとしてて・・・このライヴをやっている瞬間、それが掴めそうな気がする。

僕は、僕らの行こうとしている道は決して他の誰かの通った後ではなくて、まだ誰も行ったことのない険しい道なんだろうけど、みんなと一緒に歩んでいきたい。

どうか一緒にいて下さい・・・

僕が、僕らという形でスタートしてからもうすぐ丸２年が経ちます。丁度２年と１週間前、３月２２日に新宿のリキッドルームでT.M.Revolution としてスタートすることを発表して。　　・・・ここはまだTMRという名前のない頃来ました。正直武道館のステージに立つのが不安で恐いこともあった・・・でもここに全てがあります。ここに集まってくれた全てのみんなと、新たに明日から、新しい一歩を踏み出していきたい。一緒に歩んでいきたい。あの頃見えなかった景色が、今見えます。

TWINKLE MILLION RENDEZVOUS～すっかりココロの汚れを洗い流してくれるカタルシスMCに合わせて静かに青木さんのシンセが入って来て、スモークも溢れだしまるで雲の上にいるような幻想的な世界で歌い出す、TMR。CDで初めて聴いた時も泣いたけど、ライヴで聴いて、西川君の想いが肌を通して伝わって来てもう号泣。（既にMCの入り始めから泣いてる）特に武道館ではひとりでチケット取って行ったリキッドルームからBLITZ、中サン、ヴェルファーレ、NHKホールetc・・・TMRの歴史が走馬灯の様に頭をよぎって・・・ようやく武道館に辿り着いたんだ、と感慨もひとしお。いろいろあったわだかまりを全て洗い流してくれる、西川君の歌の力は偉大ナリ。勝手に自分のエゴで傷付いて、TMRに対して純粋な感情をなくして、ワガママばっか云っててごめんね。でも、この瞬間だけは素直に、純粋に好きッて言える。今なら永遠さえも信じられる。ありがとう、西川君。私達の何倍も、何十倍も西川君はツライことも一身に受け止めてTMRの先頭を歩いているんだから、こっちも頑張ってついていかなきゃ！！

MIND ESCAPE～ターボコールで再登場のアンコール。なんとうさぎの着ぐるみで登場！！アレは人としていいの！？西川君は人じゃないからいいのか！？いや、かわいいんだけどね。白いしっぽのお尻をふりふりとか！！（死）でも本音を云えばこーゆーイロモノっぽい格好はあんまりして欲しくないんだけど、あそこまで犯罪的にかわいいと何も言えない。（←確信犯）

SHAKIN' LOVE～カモン！脱皮マン！（笑）に服を脱がせてもらって、お約束のツアーTシャツになって『いくぜー！』『踊れー！跳べ－！』とSHAKIN' LOVE！！最近ちょっとおとなしめ？と思ってたSHAKIN'も武道館では久々に水もかぶってヘドバンもやりまくってステージで倒れてへたりこんで・・・やっぱりコレで完全燃焼しないとTMRのLIVE REVOLUTIONじゃないね！！

BLACK OR WHITE？～武道館のみのWアンコール。正直このKING OF JOKER　TOURがSTARTした時、（初日大阪で感じた違和感が大打撃だったせいもあるけど）現時点でのTMRの武道館というものに不満と不安を抱かざるを得なかった。TMRはリキッドルームからスタートしてBLITZ、中サン、NHKホールと少しずつホールを大きくしていって・・・ようやく辿り着いた武道館。でもそれは、だんだんメンバーが増えて一緒に辿り着いた武道館じゃなくて、いきなりブレイクして（世間的にはこう見られているのは承知）メンバーが増えて、キャパが足りないから無理矢理詰め込んだ武道館みたいで、初めてライヴに参加する人が半数近くいて、それでも入れない人が沢山いて・・・そんなTMRの現状をどーこー云っても仕方ないのはわかってるけど、考えずにはいられなかった。

でもここでをBorW？聴いて、ようやくひとつの答えが出たように思う。確かにここに集まったTMRメンバー全員がずっとTMRを見てきた歴史があるわけじゃないしWhat's Jamの頃のイロイロな事件を知っているわけじゃない。（ここらへんに後に西川君が『TMRはマイナスからのスタートだった』と云う所以がある）何よりこの武道館でBorW？を歌う意味というのを共感できる人はそう多くないのかもしれない。でも、２年半かかってようやくここに戻ってきたんだ、ここでBorW？をもう一度歌う為に、もう一度聴く為に私は今までTMRメンバーとして西川君を見てきたんだということを本当に誇りに思うし、そしてここを新たなTMRの歴史のスタート地点として、ライヴ初体験の人もずっと追い続けてきた人も再スタートするんだと思った。

２年半前に聴いたBorW？より何倍も、何十倍も何百倍もの想いが込められたBorW？そしてそれを包むTMRメンバーの声。もう私、アホのように泣きじゃくって顔ぐしゃぐしゃにして歌ってて、しかもしゃくりあげながら歌ってるからまともに声もでなくて・・・人によって感じとったものは様々だとは思うけど、ここから始まる新しいTMRの歴史を全てのメンバーが感じとることができたと思う。西川君の想いと繋がったんだ、と信じたい。

アンコール、結局大ちゃんたちはステージには上がらなかったけど（１F南１列目にアベマネ大ちゃん、KENちゃんRIN君、葛G、木根さんが来てた）どんな想いで見守っていただろう？そして西川君はみんなの前でこれがT.M.Revolutionなんだ！僕は、僕らとしてこのステージに再び戻ってきたんだ！と伝えることができたかな？

KING OF JOKER～このツアーでTMRのライヴも３０回ぐらい。公録やジョイントを含めればもう何度会いに行ったか知れない。初日の大阪に行った時は『TMRも２年で卒業？（爆）』とかシャレにならないこと口走って周囲を騒がせましたが、それなりに自分の中のわだかまりは昇華しました。やっぱり西川君が好きなんだもん。仕方ないのよう～。ってことで結論。

大学卒業して社会人になってもココロはTMRに永久就職！！

おわり。

後日談。実はこのツアーが学生として最後のツアー。ちなみに武道館ライヴの丁度１週間前に武道館で卒業式だったのだ。そして会社は２年で卒業（笑）しました。やっぱり浅倉狂信者的には２年サイクルで新しいことはじめなきゃね（爆）！！

2000年回想。

turbo優先で取れるのは一人２枚のみ（泣）ってことで、これもチケット争奪が激しかった。一番の困難はturboで抽選漏れした武道館一日目。でも半分諦めつつかけた当券予約TELがかかり、かろうじてゲット！でも夢にまでみた武道館だけど、正直心境は複雑。初日の大阪では何でTMRのライヴにダンサーが！？とカルチャーショック。環境も新しいメンバーそうだけど、様々な変化に対応できず大阪の帰りはわけもなく哀しくて泣いてた。TMRも２年で卒業か！？（爆）なんて云ってたり。でも名古屋でかなりカタルシス入って、静岡は純粋にライヴを楽しめ、武道館はもう感動の嵐。ここに辿り着くまでに、本当にいろいろあったね。ツライことも楽しいことも沢山。西川君と出会ったお陰で、TMRメンバーとしてホントに沢山の素敵な想い出が出来たことを、ここまで一緒に歩んで来れたことを心から感謝します。そしてこの先も一緒に歩んでいくことを誓うのでした♪