love laboratory

TMRのうろおぼえライブレポート。今はほぼ過去ログ置き場。

『B★E★S★T』追加公演 駒ヶ根市文化会館(1階13列目)

ハロー長野!!ウェルカムトゥ駒ヶ根ステーション!!ってことで、やって来ました、駒ヶ根市。私は実家が諏訪なので、同じ南信ということで駒ヶ根は馴染み深いんですが、それにしても何故駒ヶ根?何故またもや南信?JT2が隣の伊那市でやったから、市が対抗意識燃やして呼んでくれたのかしら?知らない人の為に補足説明しておくと、駒ヶ根というのは飯田線という余裕で車で追い越せるような各駅停車の単線電車を諏訪から東海地方に延々下ること約1時間。飯田市諏訪市の丁度中間あたりに位置します。諏訪生まれ諏訪育ちの私が云うのも何だけど、ともかくド僻地!!ド田舎!!!クウガグロンギが眠っていた久郎ヶ岳(モデルは南アルプスあたり)はおそらくこの辺です。長野県民も南信(諏訪より南の地域のこと)の人じゃなければ日帰り出来ないような、とても辺鄙なところなのです。

平日だったし他ツアー何本も行く予定があったからいくら地元でも行くのはどーしょーかなーと迷い所だったんですが、前回のJT2の伊那&塩尻は行けなかったので、やっぱり長野県で生まれ育った長野県民的には一度地元ライヴも体験しておかねば!!と、帰省も兼ねて(というか遠征の宿代わりにしただけ・・・父上、母上、こんな娘でスマヌ)行くことを決意。で、申し込んでから知ったんだけど、駒ヶ根市文化会館ってば今回のB★E★S★Tツアー追加も含めて全45公演中最少キャパ!!978人!!すげえ!!こんなド田舎のこんな小さなホールでも来てくれるんだ。主催は(財)駒ヶ根市文化財団。駒ヶ根市、呼んでくれてありがとー!!そして本当に来てくれて西川くんありがとー!!正直、長閑な山間の田園風景を眺めつつ飯田線に乗りながら、本当にこんなところでライヴやるのか不安と期待が入り交じって、いつものライヴとは違う意味で興奮してきました(笑)

さて、駅前の寂れた商店街を真直ぐ10分程歩いたところにある駒ヶ根市文化会館。市の図書館も隣接されている、いかにもな市の文化会館という感じ。周辺には噴水やカブト虫のオブジェのある芝生の公園もあって、しかもその公園の中にとっても場違いに置かれているツアートラック(笑)すげーオカシイ。ちらほら遠征組と思われる人たちも居るものの、会場主催なだけあっていかにも手作り感漂う会場チケット持ってる人が多くて、ああやっぱり地元の人が多いのかな~と嬉しくなってみたり。明らかに関東近郊や地方主要都市とはファン層が違うもの。ツアーTシャツやグッズもJT2のを身に付けている人が多かったし。

開場して実際ホールに入って、予想以上の小ささにちょっと感動。1階は30列もないし、2階は(ないと思ってた)両左右に数席あるのみ。最近行った中ではaccessの秦野も同じくらい小さかったけど、それより断然狭く感じる。都心だと新星堂や山野がCD販売に来ているけど、さすが長野!!平安堂(笑)が売りに来ていてローカルっぽさに嬉しくなったり(笑)我々の席は13列目で、前に通路があって段差で区切られているところだったんだけど、そこで真ん中ぐらい?それでもめっちゃ近い。

前回のprogressあたりからはいつのまにか恒例になってしまった開演前のターボコール、正直長野じゃ出ないよな~と思っていたんですが、場内アナウンスと共に沸き起こって、そのことでまずビックリ。でも前日の国立競技場での国歌独唱を聴いてにわかW杯気分が盛り上がってた私は、ターボコールじゃなくてチャ★チャ★チャ★ニシカワ!!コールがやりたい~(笑)とか開場前から云ってたんですが、やはり同じことを考える人がいるもので、後ろの方で数人で始めたグループが居たのに触発されて、我々もチャ★チャ★チャ★ニシカワ!!チャ★チャ★チャ★ニシカワ!!

最初はそこかしこに散らばっている数名がやっているだけだったんだけど、小さいホールなだけあって感染率は高く、「面白そう、やってみようかな~」な感じで段々広まっていって、会場の半分くらいがチャ★チャ★チャ★ニシカワ!!になった?ぐらいでダンッと客電が落ちて、声は歓声に変わって、いよいよLIVE REVOLUTION@駒ヶ根スタート!!ウェルカムトゥライヴレヴォリューション!!!

心配していた声の調子も栃木にくらべればずっと良くなっていたけど、でもやや掠れ気味?全然気にならない程度だけど、やっぱり高音やバラードのあたりになると感じる。ツアーも後半戦、残すところあとわずか。連日のライヴラッシュでもうこの声は慢性化してしまっているのかもしれない。それよりなにより誰もが心配していた盛り上がりがすごくて、正直それが一番驚き!!長野にしては盛り上がってる、というのではなくて、関東主要都市のライヴと比べても遜色ない。すごい熱狂ぶり。最初に私がヤラれてしまったのは蒼い霹靂の『きっと君は逃げるね~』のあとに『逃げるなよ』と云われてギャ~ッッ私は初めて聴いたんだけど、すげー腰にキたんですけど・・・(死)お約束のHIGHT PRESSUREの地名は『長野制するものだけがー!!』でこれまたキャ~ッッ、HOT LIMITは『タカノリ的にもオールオッケー!!!』でした。せっかくだから駒ヶ根的にも・・・も期待していたんだけどな~

自分はすごく盛り上がっていたし、盛り上げる気満々で来たけど、でも絶対マグロだと思ってたのよーっっ地方主要都市ならまだしも駒ヶ根だし(失礼。でも私も地元を愛する田舎モノだから)過去長野に来たことがあるとはいえもう4年も前の話。長野県民の県民性はこう云っちゃ何だけど排他的だし頑固だし外から入って来るモノに対して冷たい、商売とか興行とかが成功しない土地なんですよ。(←それが一番顕著なのが諏訪人)だから1曲目からもう大☆歓☆迎ムードでワーッッと盛り上がって、その勢いのまま突っ走って、こんなに盛り上がるとは誰が予想できたでしょうか?遠征組だって西川くん本人だって予想外だったのでは??

単にリピーターや遠征組が多いのか?と思いきや、初めての人ー!のチェックに会場の半分くらい手を上げてたし(マジ!?)確かにBOARDINGで手拍子が入ったり、前半飛ばしすぎたのかシングル曲以外の微妙な感じはやっぱりライヴヴァージンが多い証拠。でも決して盛り上がってないわけじゃなくてBOARDINGの手拍子も全然気にならなかったし、入れてみるとそれはそれですごく盛り上がってる感が溢れていて、こんな手拍子なら悪くはないな~なんて。バラードなら何でもかんでも手拍子するわけじゃなくて、その後THUNDER BIRD、hear、Twinkle~なんかは静かに聞き入っていたし、最後の一音まで聴き終わってから拍手が沸き起こるってのはいいな~としみじみ感じ入ったものです。

バラードといえばBOARDINGは一番要の2番の後の大サビ、『声にならない声を~』のあたりで歌詞が混ざって全く何歌ってんだかわからなくなった時に会場みんなで歌い出して、『一人のせいにしなくてもいいよ いつか巡り逢うから~』で大合唱してちょっち感動。こういうところで愛を感じる。MCでは前日のPublic Viewing @国立競技場での君が代のことが予想通り話題になって、右手と右足が同時に出てしまいそうなくらい緊張した(笑)、とか。国歌独唱も公式発表あったのは6/1だしマメにネットしている人かラジオを熱心に聞いている人じゃなければわからない話かと思いきや、皆ちゃんとチェックは入れているね。ANN Super、信越放送でネットしてるし、昨日の今日のことなので我が事のように大盛り上がり。そんなこんなでいつもは『第一期TMRを締めくくるべき大切な曲』だとか云々で始まるhearも『君が代よりもしっとりとしたナンバーです、聴いて下さい』と意味不明な前振り(笑)何云ってんのこの人?(笑)いつもはだるだるしてしまうタカノリのギター弾きたがりバラード3連発も御機嫌タカノリに引き摺られてすごくイイ感じで聴けました。

続くTwinkle~は出だしからちょっとテンポ崩れ気味で、2番になってようやく回復って感じ?でもTwinkle~といえばめっさウザイ二人組(怒)が居てそれだけがマイナスポイント。バラードでずっと手を横に振っていて、サビは捧げ。それだけならウザイけどまあ放置プレイで済んだけど(でも我々の前の席だったので目障りなことには変わりナシ) Twinkleのラスト、『♪つかむことのない 一瞬求めて~』の後の一瞬の静寂の時に「大好き!!」と叫びやがって、会場の空気が一瞬にして険悪ムードに。誰か周りの奴、あの二人組を刺せ!!いや、吹き矢があったら背後から毒矢でシュシュッと成敗してやったわーっっ場の雰囲気読めないヤツってどこにもいるのね。むー。

さて、ライヴは後半戦に突入。コップ投げ、コップ蹴り、ステージを所狭しと駆け回って、『聞こえねーぞ!!』とかの煽りもほとんどなく、『聞こえてるぜー!!』『気持ちいいぞー!!』と終始笑顔で超御機嫌♪あの笑顔見ているだけでこっちまで嬉しくなります。西川くん曰く『2万人くらいを相手にしているつもりでやるから、お前らもひとりひとり5人10人ぐらいの意気込みでかかってこい!』と、1000人にも満たないキャパでこれだけ全力でやってくれてるんだから、こっちも全力でかかって行かないと!!LEVEL4の前の煽りも1発オッケー。野郎チェックも『チンポついてるかー!!』『オーッッ!!』と、今回どこの会場でもそうだけど、男が多い。しかも最前や前の方にも結構いるいる。野郎多くて嬉しそうだけど、もちろんレィディたちにも『初めてでもそうじゃなくてもオレに犯されて・・・』等とエロトーク炸裂。キャ~ッ(出血多量死)そこで『いや、野郎はここでケツ押さえたりしなくていいから(笑)オレ、そんな趣味ないし』と下世話な突っ込みも忘れずに(笑)続くLEVEL4の絡みで自分の胸をはだけさせてSUNAOの頭を胸にかき抱いたりしているアナタがそんなこと云ってもねぇ・・・?(説得力ナシ)

怒濤の勢いでライヴはクライマックスへ。LOVE SAVERでは思いっきり歌詞がめちゃくちゃになったりしつつも、ラストOut Of Orbitでは上半身ハダカになって(記憶が定かじゃないけど、いつも脱いでたっけ?)マイクで胸をドンドン叩いたり(ウワサには聞いていたけど、これ見たの私は駒ヶ根が初めて)拳を床に叩き付けるアクションも激しく、大興奮のまま本編終了。で、一息吐く間もなく、ターボコール!!会場が狭くて声も響くせいか、正に会場が一体となったターボコールで、おざなりなアンコールじゃなくてみんなの西川くんを呼ぶ気持ちがすごく込められていて、自分もやりながらすごく気持ち入ってきたりして。

そんな会場の声に応えて『すげー気持ちのいいアンコール、どーもありがとう!!』とステージに再登場。そう云えば長野御当地ネタMCはあまりなかったんだけど、『長野といえば・・・ッッッだよね~』なんて思い付かなくて散々誤魔化して『星が綺麗だよね』とか『軽井沢?』『野沢菜?』とか『田中知事だよね?あの羊付けてる(ヤッシーって羊だっけ?)』で、結局『野沢菜の繊維で腸をきれいにして、野沢菜パワーで・・・』とかわけわからんこと云ってたんだけど、野沢菜は北信の方だし軽井沢は東信だし、南信の人にとってはあまり馴染み深くないのよね・・・(むしろ北信と南信は断絶してるし)確かに長野県民にも『長野といえば?』で明確に答えられるものってない・・・

御当地ネタよりもやっぱりこの駒ヶ根が今回のツアー45本中最少キャパ!というのを強調していて、2番目の北海道静内と6席?ぐらいの僅差で一番小さいらしい。『片や馬しかいないようなところで片や・・・』(と云ってやっぱり言葉につまる。何もないところでスマンのぅ)『云ってしまえば田舎(ボソッ)』と云われても嫌味じゃなくて盛り上がるのは、そもそも西川くんが田舎生まれだから(笑)田舎を貶しつつも愛しているって感じなのよね。今回のツアーの追加の会場自主公演分は会場からオファーがあって決まりました!ってことだったんだけど、でも無条件に受け入れてきたわけじゃなくて実際スタッフからは「止めた方が・・・」みたいな声もあったらしいんですよ。会場のキャパや交通の便、その他費用諸々を考えて。確かに呼ばれたからっ来るって、単純だけどそう出来ることじゃないよね?そう考えると今回のツアーって本当にスゴイ。呼んでくれた駒ヶ根市も来てくれた西川くんにも大感謝!

最近は会場のガードも厳しくて、今回の駒ヶ根も黒い柵をあちこちに設置してはいたんだけどガードマンの数は全体的に少なくて、そもそも会場が小さいからステージも花道も近くてアンコール2曲目のVITAL BURNARでは超!御機嫌で前列の手を叩くように触らせまくっていました。本当に楽しそうで、ああ、私も触りたい~(さすがに無理だってー)でも気持ち的にはもう触りまくってるぐらいの勢いで。(←キケン) そうそう、Wアンコールの前に栃木の時と同じようにいきなりギターでコード弾き始めて、SUNAOまで合わせだして何何?と思ってたらまたもやフェイント。単にギターが弾きたかっただけらしいです。しかも未だにギターのコードがわからない西川くんは自分で弾いておいて『これなんてコード?』とSUNAOに聞いて『F3マイナー』だそうで。そんな流れからラストLIGHT MY FIRE!!会場全体で一体となって笑顔で手を振って、最後はみんなで屈んで一斉にジャーンプッッッ!!!サンキュー!どうもありがとー!!

ラスト、メンバー紹介にサポメンと手を繋いで礼!に最大級の感謝の気持ちを込めて拍手!拍手!拍手!で、メンバーが去った後にいつもはターボコールがかかるところに突然『チャ★チャ★チャ★ニシカワ!!』コールが!!しかも開演前はターボコールと半々で決して揃わなかったのに、みんなの気持ちがひとつになって、会場が一体となった『チャ★チャ★チャ★ニシカワ!!』すごいー!!感動。西川くん本人は『いや、すげー嬉しいんだけど、どこで切ればいいのか・・・』照れまくり。W杯期間限定でこーゆーのもたまにはいいんじゃない?でも駒ヶ根のみの地域限定プレミアムものだったらいいな♪

最近どこのライヴ行っても盛り上がって楽しいことは楽しいんだけど、もう決まりきったリピーターが多くて、カルト化が進んでいるよな~とか、初めての人が引いちゃうような雰囲気がなきにしもあらず、といった感だったので、ちょっと駒ヶ根ではツアー本来の目的に立ち返ってカタルシスモード。初めての人が半分近くいて、あれだけ盛り上がったというのは驚異。まあ会場が小さいこともあって、ライヴ慣れしている人とそうじゃない人が丁度いいバランスで会場全体に散らばっていた、というのもあるけど、「来てくれてありがとう!」「一緒に楽しもう!」という気持ちが会場中に溢れていて、楽しもう、という気持ちがあればどんなド田舎でも盛り上がるのサッ!と、長野県民としてはとても誇らしい気持ちでいっぱいです。もうファン続けてかれこれ7年、60回近くLIVE REVOLUTIONに参加している私でも、駒ヶ根は私のTMR史の中で先々語り継ぐべく伝説のライヴとなりました。

2002.6.9

☆おまけ☆

普段出待ちなんてやらない私ですが、地元で帰りは友人の車ということもあって、出待ちしました。だって会場前に滋賀観光の『T.M.Revolution御一行様』(?)のバスが止まってんのよ(笑)すげー気になるじゃん。ホントにあれに乗って移動なの?(次の日が三重の鈴鹿なので、夜通しで移動だと云ってた)それとも本人は前の黒塗りのベンツに乗るの?と今か今かと待っていたんですが、いつの間に乗り込んだのかキャ~と騒がれることもなくバスは出発してしまいました・・・サポメンが乗り込んだのは声援が上がったので何となくSUNAOの後ろ姿ぐらいはわかったんですが。

周辺で話している人々の会話から察するに、誰も気付かなかったけど、帽子を目深に被って乗り込んで入った人がそうだったのではないか、と。あまりに小さすぎて気付きませんでした(爆)・・・不覚。