love laboratory

TMRのうろおぼえライブレポート。今はほぼ過去ログ置き場。

『coordinator 』 市川市文化会館・大ホール(1F 28列)

今回のツアー6回目の参戦。10公演もあるよ!と思ってたのにもう折り返しです。前半に(特に5月)関東が集中しすぎっっ。で、市川。私の記憶に間違いがなければ市川はTMR初上陸です。今までやっていそうでやってなかった市川。初日市原の帰りの総武線市川駅(最寄り駅は本八幡だとその時はまだ知らなかった)を通り過ぎて、あぁ、一ヶ月ちょっと後にここに来るんだ~とか言ってたのにあっという間に来てしまいました。早いなぁ。

今回は1Fの最☆後☆列(turbo!恨むぞ~)だったんだけどキャパが2000弱のホールだったので全然近い。良く見える。今までは一日ごとに右寄りだったり左寄りだったり入れ代わってたんだけど今回はセンター。ステージも客席もくまなく見渡せてなかなか良。やっぱり狭いホールはいいね!

市川は先週のフォーラムとはある意味正対照なライヴでした。フォーラムもフォーラムで味があって最終的には盛り上がったし良いライヴだったとは思うけど、後味がね、悪いってのはあったんだと思う。本人もね(苦笑)turbo-webのカキコとか見ると。彼なりにいつも必死で、相手の反応を伺いつつ引いてもダメなら押してみろ!とか色んな引き出しをひっぱり探りつつ考えて煽ったり、どうにかひとつになろうと、真剣に向き合ってるわけで。でも市川は最初からステージと客席のコール&レスポンスがバッチリで、もう今日はそういうことを考えないでイイ!!と。1F後ろも2F後ろも、もちろん前のヤツらも分け隔てなく全力で行くんで、残さずたいらげてくれよ!!と。そんなこと言われちゃうとやっぱり嬉しいじゃないですか。

実際会場の一体感はすごかった。フリが揃うとかそんなんじゃなくて、そんな見せ掛けだけの盛り上がりじゃなくって会場全体の意識がひとつになった、というか。今まで数多くTMRのライヴを体験したけど、ここまでの一体感を味わえるのは極稀。アンコールのターボコールが怖いくらいひとつに揃ったのも鳥肌モノ。TMRをやめられないのは極稀に生まれるこの一瞬、こういうライヴがあるからなんだと思う。

こういうライヴはもうレポ書く必要ないや……とか思っちゃうんだけど、取り敢えず憶えていることを書き連ねておきます。

MCは↑上に書いたようなこと(自分がライヴに向き合う姿勢とか)に続けて、さみしい一人暮らしだから漫画大人買いしたり夜中にベッドに裸(嘘。パジャマだってば!)になって読んだりゲームボーイアドマンスSPやったりとヲタ全開のことを云った後に、その漫画(プラネテス)の著者の後書き?みたいなところで『もし目の前にビルの屋上から飛び下りようとしている人がいて、自分がそれをどうすれば引き止められるか』を考えて、その人は漫画家だからすっごく面白い4コマ漫画を書いて最後の一コマを隠して、続きが読みたかったらこっちに戻って来い!みたいなことをするって書いてて、それと同じで自分が歌ってるのは生きて行くのが嫌になってもこれがあるからもうちょっと頑張ろうか、みたいなものになればって。うぅ~本人の云ったことを上手く書き表せないけど、つまり彼は自殺しそうな人をこっちの世界に引き止めるぐらい必死に歌ってるんですよ。なんか宗教くさいなー(苦笑)いや、ここで真剣に『TMRがなかったら私の生き甲斐もなくなるよな………』とか考えてしまった時点でもう末期信者なんですが。いや、そればっかりじゃないけどね、当然。でも彼の歌を聞いて元気になったり、ライヴを楽しみに働いたり、生きているってそういうことなんじゃないかな。

あっあと、市川はバンド時代に何度かライヴハウスでやった想い出深い地だそうで。200~300でいっぱいいっぱいだったあの頃に比べると随分大きくなったなぁ、と同時にまたそれくらいでもやりたいとか。そして追加を臭わせる発言も!?これは週明けのturbo会報を待ち。

jugglingの「何でもアリの」は良く聞き取れなかったけど「市川~」とか言ってた?あと、全体的に歌詞ヘロヘロでした(笑)でも御機嫌。浮かれ過ぎて飛んじゃった感じで。そもそもTide Moon Riverで出だし「はいっ」のかけ声の合図がやけに大きく響いて会場の笑いを誘って「うるせーよっ」とか毒づいた後またもっと大きい声で「はいっ!」と(ここでまたもや爆笑の渦)と乗っちゃったあたりからね、ギターもあぶなかったし2番の歌詞がまた飛んじゃうし、その後I.D.でも久々にスポッと抜けて苦笑。そうそうI.D.のブレイクも何云ってたか聞き取れなかった………

差し換えは予想通りSLIGHT FAITHとLIAR'S SMILE。そして日替わりアンコールは「もうこれだけ盛り上がってんだから、しっとり聴かせて……」とか云うからTHUNDER BIRDあたりか(シングル曲でまだやってないのはコレとBirnin'だけ)もしかしてTwinkle~!?と思ったら、なんと『last resort』でした!!うわっっ予想だにしてなかった。でもlast resortは個人的に『夢の雫』に次ぐバラード名曲!だと思ってるので聞けて嬉しかった。但し歌詞に関しては秋緒の中でワースト1(苦笑)単に私の個人的主観ですが。最低最悪。理解し難いというか許し難いというか。あぁでもこれに出てくる男より女の方がダメなんだ。きっと。

そして一息吐く間もなく、続けてBOARDING。別れの歌2連発。ううん、同じ別れの歌だけどBOARDINGはいいなあ。歌い終わって最後、「別れたくないけど別れなければいけない、この気持ちを表すのにぴったりな曲を贈りました」みたいに云ったのはもちろんBOARDINGのことだよね?嫌だよ、これがlast resortだったら(笑)。同じ別れの歌でも「好きでもないのに付き合ってて結局別れを告げたんだけどでもまだ未練たらたらで別れを惜しんでる」と「今は別々の道を選んで旅立って行くけどいつかまた巡り逢うから」じゃあ天と地の差だ。

ダブルアンコールは着替えもせずにすぐに出て来て(ほんと出てったと思ったらすぐ戻ってきた!)バラード2曲で体力まだ余ってんだろ?最後の力を出し切れ!!とVIITAL BURNAR。何も考えずにただただ気持ちよくって、燃え尽きました。真っ白に。

2003.5.25