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TMRのうろおぼえライブレポート。今はほぼ過去ログ置き場。

ヴェローナの二紳士 日生劇場 2階A列

幕が開く前から割引チケット乱発でかなり心は荒みましたが・・・

今日は満員御礼。なので割引チケットの販売もなく、まぁ1回見れたらいいかなっていうのでは観劇には最適な2階の最前列なので、優雅に高見の見物ができました。

私としては割引チケットってショックだったけど、いわゆる帝劇ミュージカル、東宝ミュージカルって、こういうのが当たり前みたいですね。元々の価格を高く設定していて(S席っていうから前方列かと思えば1階も最後列、2階も前列まで全てS席で、席の割合がS>A>Bという)そういうのに慣れてる人だったらそういうもんかって割り切れるのかもしれないけど、元々ミュージカルにはもにょもにょしている派(西川君が出てるなら行くけど、客寄せパンダ的に主演に抜擢されるのには懐疑的な過激派)としてはそういう売られ方するともういいよ!的な。

まぁそんな過激派のレポなのでミュージカルマンセー派の方はこれ以上読むのは止めてブラウザ閉じてください。

結論としては休憩挟んで2時間45分。飽きはせず一気に見れました。

でもこれ、シェイクスピアといい宮本亜門演出といいブロードウェイミュージカルといい看板だけはでかいの背負ってるけど・・・ストーリー的には到底今の日本ってか客層に受け入れられるものでもなく、喜劇・・・?

シェイクスピアに不条理の突っ込みをいれちゃいけないのかもしれないけど、いやいやどうしてそこでそうなるの???的な展開のオンパレードで、え、最後ここで終わるの???な。

ミュージカルとしては、多分今まで出演してきた5本の中で一番正統派で、「正しいミュージカル」なんだろうなって思う。

歌と踊りと物語を楽しむって意味ではダントツレベル高いし、ちゃんと出来てる。

でも比べちゃうとRock of Agesの方がタカノリの歌を楽しむって意味では桁違いに楽しかった。

今回はタカノリも上手かったけど堂珍くんもさすが、そしてなんといっても元宝塚の霧矢大夢さんの圧倒的歌唱力。

メインに歌上手い人たち揃えてるだけに聴きごたえもあったけど、肝心のストーリーがコレ???みたいな。

あとやっぱり最近チケット争奪戦の若手俳優2.5次元の舞台ばかり見に行ってるせいか、比べる対象違うんだけど、あれ楽しいんだよね。それに比べてシェイクスピア。古典は古典でいいんだけど、もうちょっと現代に受け入れられるような演出もあったのでは?とか。いやまあこういうもんなんだ!って割り切ればいいんだけど、うーん。。。今更シェイクスピアって(しかもメジャーなタイトルではない)これは役者頼みの売り方では到底チケットはけないよ、ってか、こういう売り方を続けるミュージカル界というものに余計に懐疑的な印象だけが残った舞台でした。

うーん、まぁミュージカル自体は否定はしないけど、やってもやらなくてもいいんだったら、やらなくてもいいんじゃね?って結論。